しんころのほげほげ日記 目指せオールラウンダー！週末プレーヤーの日記

男ダブの陣形っていうと、自分の中では、
並行陣ペアが多めで、一部のペアが雁行陣ってイメージ。

先日の試合でも、たいてい、そんな感じのペアが多かったんですが、
優勝ペアが取ってた陣形が、特徴的で、印象に残ったので、
記事にしようと思いました。



優勝ペアのプレーの特徴は・・・
背の高い方の Yさん は、ネット前でのリーチと攻撃力が高く、
背の低い方の Oさん は、オールラウンドなプレーで、
特にフラットのストロークが威力抜群、
って感じ。

二人とも、自分のサービスゲームは、
ネットダッシュして並行陣を取ってたんですが、
特徴的だったのが、リターンゲームでの陣形。



アドコートの Yさん がリターンの時は、
二人とも後ろに下がって、2バックの陣形からスタート。
相手のサーブが厳しくなかった時は、
Yさん は、リターンした後、ネットに向かって、躊躇無くダッシュ。

Yさん、サービスライン辺りで一旦止まらず、ネットの前まで詰めちゃうので、

サーバー側がネットダッシュしていた場合、
ファーストボレーが少しでも浮けば、
ネットに詰めてきた、Yさん のボレー（スマッシュ）の餌食に。

サーバー側がステイした場合、ストレート同士の変則雁行陣になるんですが、
この変則雁行陣、通常の雁行陣に比べて、
前衛がかなりセンター寄りのポジションなんですね。

Yさん の立ち位置は、ネットベタ詰めの位置まで詰めてしまって、
左右は、ほぼ真ん中、センターベルト付近のポジション。
次の相手の返球が少しでも甘く浮いたら、
Yさん のボレーにしこたまやられてましたねぇ～。



しかし、あまりセンターに寄り過ぎると、クロスにパスが抜けそうなもんなんですが、
そこは、ほとんど抜かせてませんでしたねぇ～。
おそらく、センターに寄りつつ、頭の中ではきっちりクロスに張ってるんだと思う・・・
　（ワタシも1本打ったけど、しっかり待たれて楽々ボレーされてしまった・・・）




思うに、この陣形、ペアのOさん が後ろにステイしてる、
ってとこがミソなんだと思います。

通常の雁行陣の形から、リターンダッシュする場合、
そのまま止まらずにベタ詰めしちゃうと、ロブ（ボレー）1本で簡単に抜かれてしまう。

でも、Oさん が後ろにステイすることによって、ロブはあまり気にしなくてよくなる分、
思い切って、ネット前まで詰めてしまえるし、
ロブが甘けりゃ、そのままスマッシュでドーン！
　（Yさん、デカイので、ジャンピングスマッシュの守備範囲も広かったし・・・）

相手からすると、ストレート雁行陣の形って、それほど慣れてない分、
つい考えずに、無造作に次の1球打っちゃうと、前衛に引っかかってしまう・・・
これ、結構やりにくいかも



冷静に対処するなら、きっちりストレートへコントロール、
カウンター狙いなら、クロスロブって感じなんでしょうか。

でも、リターンダッシュしてくる、（しかも背の高い）相手の方にロブ上げるのって、
普段と違う方に上げる形になるので、ちょっと勇気がいるかも
　（1本カウンターで抜けたけど・・・）




何はともあれ、こういうペアの特性を活かしたフォーメーションって、
ダブルスならではの面白さだな～と思います。

固定の概念にとらわれすぎず、
自分達に合ったフォーメーションを工夫していく事も大事ですね。