2007年10月19日
並行陣について考えてみる(後並行陣編)
Dollyさんのところ で、2バック のお話が出ていたので、
以前、記事に書いた 並行陣の話 の続きを・・・
後並行陣、などとも呼ばれたりするこの陣形。
男ダブ、ミックスなどのリターンで、相手サーブが厳しくて、
味方前衛が標的になるようなケースでは、この陣形からスタートすることもありますね。
この私も、学生サークル時代のダブルスの練習、
女子は 雁行陣 での形式練習でしたが、男子は、
前並行陣 vs 後並行陣 の練習ばかりでした。
意図的にこの陣形を使うペアは、今は自分の周りにはいませんが、
極めると、かなり、威力を発揮する場合もありますね。
あ、JOPとか県大とかの、ロブ上げちゃったら、即身成仏~!ってレベルのお話ではなく、
あくまで、愛好家レベルでって前提のお話なので、あしからず~
●攻撃的後並行陣
いつぞやのデ杯で、日本vsチリ戦をやった時に、
マスー・ゴンザレスペア が日本ペア相手に使った陣形がこれ。
強力なストロークで、相手ボレーヤーの足元、センター、正面へのハードヒット を行い、
十分な体勢でのボレーを封じる陣形。
こちらのストローク力が相手のボレー力を上回っている場合には有効ですね。
チリのホームコートの球足の遅いアンツーカーコート、
ボレーヤーよりもストローカー有利ということもあり、
ベースライン上から、強烈なストロークを打たれまくって、敗れたみたいです。
最近では、女子の中国ペア、晏紫・鄭潔ペア もこの陣形でプレーしてましたね。
我々、アマチュアレベルでは、相手が 並行陣 の場合でも、
必ずしも、ボレーがとびきり上手いプレーヤーばかりとは限りません。
相手ボレーヤーのどちらか片方があまりボレーが上手くない場合には、
そのボレーヤーを狙い撃ちして 2対1の展開へ 持っていくことが可能です。
相手が 雁行陣 の場合で、相手前衛があまりボレー上手でない場合も同様です。
前へ落とされた時の対応 を常にイメージしておくのと、
やすやすとドロップボレーを打たれるような甘い球は打たないことが前提ですね。
●バランス型後並行陣
対 並行陣 で、2人後ろに下がった陣形から、
トップスピンで足元に落とし込む球 と、頭上へのトップスピンロブで
粘り強くプレーする陣形。
相手ペアがスマッシュやボレーカットをミスって、返球が浅くなった場合は、
足元やセンターへの強打 もあり。
相手のスマッシュを粘り強く拾える ディフェンス力、
ネットミスをせずにボレーヤー 足元へコントロールできるストローク力
が必要ですね~。
●守備型後並行陣
2人で後ろに下がって、ロブをひたすら上げ続ける 陣形。
ダブルス版シコラー ともいえるかも
相手のボレー力が、こちらの突き球の威力を上回っている場合なども、
守備型にならざるをえないケースがありますね。
コンチのボレーグリップで握っての スライスロブ がメインの武器になります。
ぎりぎり相手を抜くような絶妙のロブは全く不要で、
とにかく 高く滞空時間の長いロブ で十分です。
『スマッシュ打たれたら終わりやん!』
と思う方も多いと思いますが、
ハードコートのような高速サーフェスは別として、
2人後ろに下がられると、なかなか決められないんですよねぇ~
ポイントの競った場面や、風吹いてる時、眩しい時などなど、
いろんな場面で、延々上がって来るロブを、
10球も20球もミスせずに、スマッシュ打ち続けられる自信、ありますかぁ~?
・・・私はないデス・・・
いつぞや、どこぞの試合で、タイブレでこれやられて、大苦戦しました。
(まあ私のスマッシュがしょぼいのも多分にありますが・・・)
1本こちらがスマッシュをミスったら、精神的ダメージが結構デカイです・・・
また、
『前に落とされたら・・・』
っていう後並行陣の泣き所については、
高いロブを上げている限り は、それほど気にしなくてよくなりますしね~。
高いロブをボレーで前にポトンと落とすのって結構難しいし、
失敗して甘い球になる可能性の方が高いです。
この 守備的後並行陣、
スマッシュがそれほど強力でないペア と対戦する場合は効果てきめんです。
ただし、プレーしててあんまし面白くないかも・・・
相手がミスるのを、ほくそ笑んで楽しむのが好きな方向けです
とりあえず、思いつくままに挙げてみましたが、
攻撃型・バランス型 共に、バックがスライスオンリーだと、ちょっと厳しい かも。
3つの陣形とも、相手の頭上をロブで抜いたり、相手の返球が浅くなったりした
場合は、2人で前に詰めるのが原則みたいですね。
また、自分達のサービスゲームは 前並行陣、リターンゲームは 後並行陣 メインで、
って布陣もありですね。
リターンゲームで、相手前衛を避けて、安定したリターンができないのであれば、
リターン雁行陣 よりも 後並行陣 の方が安定していると思いますね。
ただ、この 後並行陣、基本的には守備的陣形なので、
左右のワイドやセンターに打たれるスマッシュや、
時折ネット前に落とされるドロップボレーに対応できる、
フットワークは最低限、必要になりますね。
実は、この 後並行陣、学生テニスサークルの世界では、結構メジャーな陣形みたいです。
学生テニスサークルのHPのBBSなどをネットで検索してみると、
結構、いろいろ戦略が転がっていて、時々、興味深くのぞかせてもらったりしてます。
フットワークと忍耐力に自信のある方は、
この後並行陣、チャレンジしてみてはどうでしょうか~?
以前、記事に書いた 並行陣の話 の続きを・・・
後並行陣、などとも呼ばれたりするこの陣形。
男ダブ、ミックスなどのリターンで、相手サーブが厳しくて、
味方前衛が標的になるようなケースでは、この陣形からスタートすることもありますね。
この私も、学生サークル時代のダブルスの練習、
女子は 雁行陣 での形式練習でしたが、男子は、
前並行陣 vs 後並行陣 の練習ばかりでした。
意図的にこの陣形を使うペアは、今は自分の周りにはいませんが、
極めると、かなり、威力を発揮する場合もありますね。
あ、JOPとか県大とかの、ロブ上げちゃったら、即身成仏~!ってレベルのお話ではなく、
あくまで、愛好家レベルでって前提のお話なので、あしからず~
●攻撃的後並行陣
いつぞやのデ杯で、日本vsチリ戦をやった時に、
マスー・ゴンザレスペア が日本ペア相手に使った陣形がこれ。
強力なストロークで、相手ボレーヤーの足元、センター、正面へのハードヒット を行い、
十分な体勢でのボレーを封じる陣形。
こちらのストローク力が相手のボレー力を上回っている場合には有効ですね。
チリのホームコートの球足の遅いアンツーカーコート、
ボレーヤーよりもストローカー有利ということもあり、
ベースライン上から、強烈なストロークを打たれまくって、敗れたみたいです。
最近では、女子の中国ペア、晏紫・鄭潔ペア もこの陣形でプレーしてましたね。
我々、アマチュアレベルでは、相手が 並行陣 の場合でも、
必ずしも、ボレーがとびきり上手いプレーヤーばかりとは限りません。
相手ボレーヤーのどちらか片方があまりボレーが上手くない場合には、
そのボレーヤーを狙い撃ちして 2対1の展開へ 持っていくことが可能です。
相手が 雁行陣 の場合で、相手前衛があまりボレー上手でない場合も同様です。
前へ落とされた時の対応 を常にイメージしておくのと、
やすやすとドロップボレーを打たれるような甘い球は打たないことが前提ですね。
●バランス型後並行陣
対 並行陣 で、2人後ろに下がった陣形から、
トップスピンで足元に落とし込む球 と、頭上へのトップスピンロブで
粘り強くプレーする陣形。
相手ペアがスマッシュやボレーカットをミスって、返球が浅くなった場合は、
足元やセンターへの強打 もあり。
相手のスマッシュを粘り強く拾える ディフェンス力、
ネットミスをせずにボレーヤー 足元へコントロールできるストローク力
が必要ですね~。
●守備型後並行陣
2人で後ろに下がって、ロブをひたすら上げ続ける 陣形。
ダブルス版シコラー ともいえるかも
相手のボレー力が、こちらの突き球の威力を上回っている場合なども、
守備型にならざるをえないケースがありますね。
コンチのボレーグリップで握っての スライスロブ がメインの武器になります。
ぎりぎり相手を抜くような絶妙のロブは全く不要で、
とにかく 高く滞空時間の長いロブ で十分です。
『スマッシュ打たれたら終わりやん!』
と思う方も多いと思いますが、
ハードコートのような高速サーフェスは別として、
2人後ろに下がられると、なかなか決められないんですよねぇ~
ポイントの競った場面や、風吹いてる時、眩しい時などなど、
いろんな場面で、延々上がって来るロブを、
10球も20球もミスせずに、スマッシュ打ち続けられる自信、ありますかぁ~?
・・・私はないデス・・・
いつぞや、どこぞの試合で、タイブレでこれやられて、大苦戦しました。
(まあ私のスマッシュがしょぼいのも多分にありますが・・・)
1本こちらがスマッシュをミスったら、精神的ダメージが結構デカイです・・・
また、
『前に落とされたら・・・』
っていう後並行陣の泣き所については、
高いロブを上げている限り は、それほど気にしなくてよくなりますしね~。
高いロブをボレーで前にポトンと落とすのって結構難しいし、
失敗して甘い球になる可能性の方が高いです。
この 守備的後並行陣、
スマッシュがそれほど強力でないペア と対戦する場合は効果てきめんです。
ただし、プレーしててあんまし面白くないかも・・・
相手がミスるのを、ほくそ笑んで楽しむのが好きな方向けです
とりあえず、思いつくままに挙げてみましたが、
攻撃型・バランス型 共に、バックがスライスオンリーだと、ちょっと厳しい かも。
3つの陣形とも、相手の頭上をロブで抜いたり、相手の返球が浅くなったりした
場合は、2人で前に詰めるのが原則みたいですね。
また、自分達のサービスゲームは 前並行陣、リターンゲームは 後並行陣 メインで、
って布陣もありですね。
リターンゲームで、相手前衛を避けて、安定したリターンができないのであれば、
リターン雁行陣 よりも 後並行陣 の方が安定していると思いますね。
ただ、この 後並行陣、基本的には守備的陣形なので、
左右のワイドやセンターに打たれるスマッシュや、
時折ネット前に落とされるドロップボレーに対応できる、
フットワークは最低限、必要になりますね。
実は、この 後並行陣、学生テニスサークルの世界では、結構メジャーな陣形みたいです。
学生テニスサークルのHPのBBSなどをネットで検索してみると、
結構、いろいろ戦略が転がっていて、時々、興味深くのぞかせてもらったりしてます。
フットワークと忍耐力に自信のある方は、
この後並行陣、チャレンジしてみてはどうでしょうか~?